失敗しないアライナー矯正

トラブルなく治療を進めるための「基本」と「応用」を徹底解説！

アライナー型矯正装置を用いた矯正治療（アライナー矯正）は、患者はもちろんのこと、歯科医師にも多くの恩恵をもたらす治療方法であり、今後ますます需要が高まっていくと思われます。一方で、この治療方法にかかわるクレームやトラブルが増えているという一面もあります。歯科医療従事者として、安全で確実なアライナー矯正が強く求められています。
そこで本書では、アライナー矯正のメリット・デメリット、診査 ・ 診断、適応症の見極め、基本手技、リカバリー方法といった、基本から応用までを網羅しました。「失敗しないアライナー矯正」に欠かせないスキルアップと知識のアップデートに必須の１冊です。

序 章　アライナー型矯正装置を応用したい症例
第１章 矯正治療の基礎知識
01 歯科矯正学の歴史
02 矯正歯科治療の基本
03 矯正歯科治療における偶発症とは

第２章 アライナー矯正の現状と未来
01 アライナー矯正の基礎知識
02 ワイヤー矯正との違い、予測実現性
03 矯正歯科臨床におけるインハウス・シリーズ
─ サーモフォーミング・アライナー ─

第３章 矯正治療の検査・診断
01 一般的な検査
02 セファロ分析
03 模型分析
04 顔の診かた

第４章 アライナー矯正の適応症
01 GPのための部分矯正（MTM）の適応症
02 非抜歯矯正の適応症
03 抜歯矯正の適応症

第５章 アライナー矯正のマネジメント
01 セットアップシミュレーター
02 CBCTを応用したセットアップの一例
03 初回の注意点
04 経過観察時の注意点
05 エンゲージャーの装着
06 IPR
07 歯科矯正用アンカースクリュー（TADs）の応用

第６章 不測の事態への対応法
01 補助的装置の使用法
02 臼歯離開への対応
03 アンフィットへの対応
04 セクショナルアーチの応用

第７章 症例
01 インプラントと矯正が絡む症例におけるアライナー矯正の活用例
02 補綴臨床におけるアライナー矯正の応用症例
03 アライナー矯正を用いた前歯部インプラント治療
04 非抜歯症例
05 抜歯症例
06 CBCTを応用してセットアップした症例
07 ワイヤー矯正の仕上げに使う症例

【編集委員】
常盤 肇 （東京都・常盤矯正歯科医院）
文野弘信 （東京都・文野矯正歯科）
槇 宏太郎 （昭和大学歯学部　歯科矯正学講座）

出版社：デンタルダイヤモンド
総頁数：168頁 （オールカラー）
判型：A4判変型
発行日：2024年4月1日