オムニクロマ フロー

シェード合わせが不要なオムニクロマにフロータイプが登場。

歯科充填用コンポジットレジン “オムニクロマ” にはシェードがありません。つまり充填するシェードを選択する必要がありません。オムニクロマは、シェードという概念がない、新しいコンセプトのコンポジットレジンです。
オムニクロマ自体が幅広い歯質の色調に同化し、自然な色調になります。

構造色のオムニクロマ

構造色とは、光の波長以下の微細構造による光の分光により発色する現象です。シャボン玉やCD-ROMの記録面などの鮮やかな虹色も構造色です。
従来のコンポジットレジンには「顔料」が添加されシェードが作られていました。オムニクロマでは歯科用コンポジットレジンでは初めて顔料を使わず、構造色によって天然歯の色調を再現しました。

オムニクロマは、顔料や染料を添加しておらず、周囲の光がコンポジットレジンを通過するときに赤色から黄色の構造色を生み出します。この赤色から黄色の構造色が周囲の歯から反射された光と組み合わさり、A1からD4まで調和します。

オム二クロマ使用例：天然歯の幅広い色調に一本で対応可能

オムニクロマフロー ブロッカー

周囲に歯質のない大きなIII・IV級直接修復の場合や、変色歯質や金属の色を遮蔽したい場合は、オムニクロマフローを充填する前にオムニクロマフロー ブロッカーや色調遮蔽用の材料を充填することでより良く色調適合します。

オムニクロマフロー ブロッカー



よくある質問
Q：さまざまな色の歯に使用できるのはなぜですか。
A：オムニクロマフィラーが形成する微細構造が発する赤色〜黄色の構造色が窩洞の色と混ざることにより、歯質の色と同化した自然な色調になります。

Q：どのような窩洞の修復に適していますか。
A：う蝕窩洞全般の修復に使用できますが、一部、オムニクロマ ブロッカーや色調遮蔽用の材料の併用を推奨する場合があります。

Q：オムニクロマ ブロッカーはどのようなときに使用しますか。
A：大きなIII級・IV級窩洞のように周囲の歯質がない場合の裏打ちとして、あるいは変色歯質や金属の色の遮蔽用材料として使用します。これらの場合、オムニクロマはその背後にあるブロッカーの色と同化します。ブロッカーの厚さは0.5mmを目安とし、周囲の歯質の透明性が高い場合は0.5mmよりも薄く、透明性が低い場合は厚くしてください。

Q：調遮蔽用の材料として使用できるのはオムニクロマ ブロッカーのみですか。
A：他のシェードのコンポジットレジンを色調遮蔽用の材料としてご使用いただけます。この場合、オムニクロマは選択されたコンポジットレジンの色と同化します。

Q：光照射の前後で見え方が変わるのはなぜですか。
A：ペースト中のモノマーが光照射によりポリマーになることで屈折率が変化するため、見え方が変わります。硬化後に歯質と同化した自然な色調になるように設計されています。



▼製品説明動画配信中





分類：歯科充填用コンポジットレジン
包装：シリンジ3ｇ 1本

▼バリエーション
・1本入（シリンジ3g×1本入）
・3本パック（シリンジ3g×3本入）
・オムニクロマフロー ブロッカー



分類：歯科充填用コンポジットレジン
内容量：3g
医療機器区分：管理医療機器
医療機器届出番号：302AFBZX00087000

メーカー：トクヤマデンタル